夏の終わりに思う。

夏の終わりに思う。

夏も終わりに近づくと
道端に、ひっくり返ったセミをよく見かける。

昆虫は硬直すると脚が縮まり
関節が曲がる。
そのため、地面に体を支えていることができなくなり
ひっくり返ってしまうのね。

セミもそうね。

ある雑学の著書

生きものたちは、晩年をどう生き、
どのようにこの世を去るのだろう──。

その中の、セミの話。

セミの目は体の背中側についているから
ひっくり返ったセミは
空が見えているわけではなく
視野に入っているのは、地面になる。

最期に見る、見えてる景色。

「もっとも、彼らにとっては
その地面こそが幼少期を過ごした
懐かしい場所でもある。」

そうね、私もそう思う。
セミは成虫になってからは短い命だけど。
成虫になるまでは
土の中で何年も過ごしていたのだからね。

Latte とのお散歩コースの大きな木。
今年もセミの抜け殻がたくさんあった。

来年もこの木がこのままあると良いな。